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- Ko>K20> ZAURUSをX68Kの端末にする
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- X680x0 Ko-Window KX_Term20 用マクロ
- ZAURUS を X68K の端末にする
- 1995 10/28 小笠原博之
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- ZAURUS とパソコンを接続するケーブル CE-150TS を使って、ZAURUS を X68K の端
- 末として繋ぐ簡易マクロです。やってることは単純なのですが、取り敢えずKX_Term20
- 用マクロで組んでみました。なお今回の接続には ZAURUS のザウルスネット機能が必
- 要です。PI-3000/4000 の場合別売りのカードがなければ残念ながら使用できません。
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- ●付属ファイル
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- zauterm.doc このドキュメント
- zauterm.k20 KX_Term20 用マクロ(KX_Term20のマクロディレクトリに入
- れておいて下さい)
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- ●ZAURUS側の設定手順
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- まず、X68K と接続するためのデータを ZAURUS に登録しておきましょう。
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- 1. パソコンネットモードに切り替えます
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- 2. 接続先をタッチして画面上の [新規入力] をタッチします
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- 3. 取り敢えず以下のように入力しておきます(上から順に)
- ネット名 X68KTERM
- よみ 空欄
- 電話 空欄
- 順 空欄
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- 4. 画面上部の <条件設定] にタッチし、以下のように設定します( <他の設定] に
- タッチし通信条件設定1~3を順次設定する)
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- <通信条件設定1>
- スピーカー: 切 (何でもよい)
- ダイヤル : トーン (何でもよい)
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- <通信条件設定2>
- 転送スピード : 19200
- データ長 : 8 ストップビット : 1
- パリティ : 無
- Xパラメータ : 無 CS モニター : 無
- 改行コード送信 : CR
- NMPモデム制御 : 無
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- <通信条件設定3>
- 中断コード : Ctrl-C
- ローカルエコー : 無
- 行送信待ち時間 : 0
- モデム初期化命令 : 変更
- [初期化文字列エリアは空欄にする]
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- 5. [設定] -> [登録] とタッチして登録します
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- ● X68K側の設定手順と接続
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- 1. X68K 側でのソフト起動
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- 予め、RS232C ドライバ tmsio を組み込んでおいて下さい。ケーブルを接続した
- ら Ko-Window を起動し、KX_Term20 (k20.win) を起動します。
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- 次に付属のマクロ zauterm.k20 を動かします。具体的には次のようにします。
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- ・[F1] を押す
- ・exec macro? ときいてきたら "zauterm" と入力する
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- zauterm.k20 は、カレントディレクトリかマクロディレクトリに入れておいて下
- さい。
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- 2. ZAURUS から接続
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- 次に ZAURUS の電源を入れ、パソコンネットのモードの切り替えます。接続先に
- 先程登録した「X68KTERM」を選んだら画面真ん中にある電話のアイコンをタッチ
- して接続を開始します。
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- KX_Term20 とのちょっとしたやりとりがあり、しばらくしたら KX_Term20 上に
- 「接続しました」というメッセージが出ます。
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- この状態ですでにつながっているので、KX_Term20 上で打った文字列が ZAURUS
- に、また ZAURUS で入力した文字列は KX_Term20 の方に表示されるようになり
- ます。
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- 3. Human を RS232C に切り替える
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- このつながったままの状態で、思い切って Ko-Window を終了させてしまいます。
- (ポップアップメニューから Quit を選ぶなど)
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- COMMAND.X に戻ったら(他のシェルの場合は COMMAND.X を起動して)、ctty aux
- と実行して下さい。これでキーボードや画面の出力が RS232C に切り替り、ZAURUS
- の方にプロンプトが表示されているはずです。
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- あとは ZAURUS 側で dir [CR] と打てばその結果が ZAURUS の方に表示されます
- し、ちょっとした端末として使えるようになります。
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- リターンキーは ZAURUS では [改行] になります。[BS] キーは [後退]、[BREAK]
- や CTRL-C は [中断] です。
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- なお、間違ってもスクリーンエディタのようなソフトやゲームなど、画面を乗っ
- 取るプログラムは起動しないで下さい。
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- 4. 元に戻す
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- この状態ではすべての操作は ZAURUS からしかできません。戻すには、ZAURUS
- 側で ctty con というコマンドを実行して下さい。操作が X68K 側に戻ります。
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- ZAURUS 側で操作をやめるには [接続中止] にタッチします。
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- なお、接続時の送受信内容は、全部 ZAURUS 側で送信記録として保存されている
- ので注意して下さい。
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- ●やってること
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- 説明は長いんですが実際はたいしたことはやっていません。ザウルスがパソコンネッ
- トモードの接続時に送信する文字列対して、KX_Term20 のマクロがモデムのふりをし
- 適当な返答を行っています。
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- 接続時の送信 モデムの返答
- ATE1V1Q0I0 <=OK を返す
- ATZ <=OK を返す
- ????? <=OK を返す 設定変更できる初期化コマンドエリアの内容
- ATM0P&P1 <=OK を返す &P コマンドが不明
- ATD <=CONNECTを返す ここでオンフック
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- ●このマクロの使い道
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- 「● X68K側の設定手順と接続」の 2. の段階で、KX_Term20 から任意のファイルを
- アップロードすると、そのファイルをザウルスネットの「通信記録」に転送すること
- ができます。
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- ザウルスネットの通信記録のビュアは、一覧できる縮小表示に40桁モードを備えて
- いる上、自由帳やレポートとは違い大きなファイルでもそのまま閲覧できるので、う
- まく使えばいろいろな使い方が考えられると思います。工夫して下さい。
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- この状態で接続をやめるには、ザウルスの[接続中止]をタッチして KX_Term20 を
- クローズするだけで OK です。
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- ●最後に
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- 配布転載は自由です
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- ●連絡先
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- 小笠原博之 oga@dgw.yz.yamagata-u.ac.jp
- DenDenNET: DEN0006 COR.
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